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AI 援用研究のための環境セットアップ 再現手順書

対象OS: Windows 11 / macOS 作成日: 2026-03-11 目的: 本手順書に従うことで、同一の開発環境を再現できる


1. アカウント作成・初期設定

1.1 GitHub アカウント作成

  1. https://github.com/signup にアクセスし、アカウントを作成する
  2. 右上のアイコン > Settings > Emails を開く
  3. "Keep my email addresses private" を有効にする (GitHub のUIは英語のみ)
  4. 表示される noreply メールアドレス (ID+USERNAME@users.noreply.github.com の形式) を控えておく(Git の設定で使用する)

参考:

1.2 ChatGPT アカウント作成

  1. https://chatgpt.com にアクセスし、アカウントを作成する
  2. 左下のプロフィールアイコン > 設定(Settings)> データコントロール(Data Controls) を開く
  3. 「すべての人のためにモデルを改善する」 (Improve the model for everyone)のトグルを OFF にする

注意: Free / Plus / Pro プランではデフォルトで学習が有効になっている。

参考:

1.3 Claude アカウント作成

  1. https://claude.ai にアクセスし、アカウントを作成する
  2. アカウント作成時に 「1週間 Pro プランお試し」 の案内が表示された場合は、選択することを推奨する (後から選択できない場合がある。 Claude Code の利用に Pro 以上のプランが必要なため)
  3. 左下のプロフィール > 設定(Settings)> プライバシー(Privacy) を開く
  4. 「Claudeの改善にご協力ください」 (You can help improve Claude)を OFF にする

注意: 2025年9月28日以降、Free / Pro / Max プランでは学習がデフォルトで有効。OFF にすると、データ保持期間が5年から30日に短縮される。

参考:


2. ソフトウェアのインストール

2.1 VS Code

  1. https://code.visualstudio.com/ にアクセスし、 自分の OS 用のインストーラーをダウンロード・実行する
  2. インストール完了後、VS Code を起動する
  3. 左下の歯車アイコン(Manage)または アカウントアイコン(Accounts)から "Backup and Sync Settings..." をクリック
  4. サインインを求められるので GitHub アカウントでサインインする(推奨)
  5. 同期する項目(設定、拡張機能、キーバインド等)を 選択し、同期を有効にする

GitHub アカウントを推奨する理由: 手順 1.1 で作成済みの GitHub アカウントを使えば、 後続の手順(GitHub CLI 認証、リポジトリ公開等)と アカウントを統一でき、管理がシンプルになる。

補足: この時点では日本語拡張機能が 未導入のため、メニューは英語で表示される。 日本語化は手順 4 で行う。

参考:

2.2 Git

Windows の場合:

  1. https://git-scm.com/download/win にアクセスし、 インストーラーをダウンロード・実行する
  2. インストーラーの途中で表示される "Choosing the default editor used by Git""Use Visual Studio Code as Git's default editor" を選択する(デフォルトは Vim)。 その他のオプションはデフォルトのままで進める

Mac の場合:

  1. ターミナルで git --version を実行する。 未インストールの場合、Xcode Command Line Tools の インストールを促されるので指示に従う

  2. デフォルトエディタを VS Code に変更する:

    git config --global core.editor "code --wait"

共通(ユーザー情報の設定):

  1. ターミナルで以下を実行する:

    git config --global user.name "GitHubのユーザー名"
    git config --global user.email "ID+USERNAME@users.noreply.github.com"

    ID+USERNAME@users.noreply.github.com は、 GitHub の Settings > Emails に表示される noreply アドレスに置き換える。

  2. 設定が正しく反映されたか確認する:

    git config --global --list

    user.nameuser.email が 意図した値になっていれば OK。

参考:

2.3 Node.js(任意)

Claude Code のネイティブインストーラーを使用する場合、 Node.js は不要。npm 経由でインストールする場合や、 その他の Node.js ベースのツールを使う場合に インストールする。

Windows の場合:

  1. https://nodejs.org/ja/download にアクセスする
  2. LTS 版の Windows インストーラー(.msi)を ダウンロード・実行する
  3. インストーラーの途中で表示される "Automatically install the necessary tools" のチェックボックスは 外す(不要な場合)

補足: このチェックを入れると Python、 Visual Studio Build Tools、Chocolatey が 追加でインストールされる。

Mac の場合:

brew install node@22

Homebrew が未導入の場合は https://brew.sh/ja/ の手順で先にインストールする。

参考:


3. CLI ツールのインストール

3.1 GitHub CLI

Windows の場合:

winget install --id GitHub.cli --source winget

Mac の場合:

brew install gh

インストール後、認証を行う:

gh auth login

対話形式で以下を選択する:

  1. GitHub.com を選択
  2. プロトコル: HTTPS を選択
  3. 認証方法: Login with a web browser を選択
  4. 表示されるワンタイムコードをコピーし、 ブラウザで https://github.com/login/device を開いてコードを入力する

参考:

3.2 Claude Code

ネイティブインストーラー(推奨)を使用する。 自動アップデート機能が含まれる。

Windows の場合(Git for Windows が必要):

PowerShell:

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

CMD:

curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

別の方法: WinGet でもインストール可能 (ただし自動アップデートなし): winget install Anthropic.ClaudeCode

Mac の場合:

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

別の方法: Homebrew でもインストール可能 (ただし自動アップデートなし): brew install --cask claude-code

共通(初回認証):

claude

ブラウザが自動的に開き、Anthropic / Claude アカウントでの OAuth 認証画面が表示される。 ログインして認証を完了する。

注意: Claude Code を使用するには、 Claude の有料プラン(Pro 以上)、API クレジット、 または他社 Max プランの Passes (ChatGPT Max / Gemini Advanced 等の 連携パス)が必要。無料プランでは使用できない。 手順 1.3 で Pro お試しを選択していれば、 お試し期間中は利用可能。

参考:


4. VS Code 拡張機能のインストール

以下のコマンドをターミナルで実行する (または VS Code の拡張機能パネルから 検索してインストール。 Windows: Ctrl+Shift+X / Mac: Cmd+Shift+X):

code --install-extension MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja
code --install-extension MathWorks.language-matlab
code --install-extension ms-python.python
code --install-extension shd101wyy.markdown-preview-enhanced
code --install-extension anthropic.claude-code
code --install-extension GitHub.copilot

Japanese Language Pack のインストール後、 VS Code の再起動を求められるので再起動する。 以降、メニュー等が日本語で表示される。

拡張機能 拡張機能 ID 用途
Japanese Language Pack MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja VS Code の日本語化
MATLAB MathWorks.language-matlab MATLAB コードの編集・実行(※)
Python ms-python.python Python コードの編集・実行
Markdown Preview Enhanced shd101wyy.markdown-preview-enhanced Markdown プレビュー
Claude Code anthropic.claude-code Claude Code を VS Code 内で使用
GitHub Copilot GitHub.copilot AI コード補完

※ MATLAB 拡張機能の追加設定: コード実行・補完等の機能には MATLAB 本体 (R2021b 以降)が必要。 MATLAB が自動検出されない場合は、VS Code の設定 (MATLAB.installPath)にインストールパスを指定する。 ネットワークライセンスやオンラインライセンスを 使用する場合は MATLAB.signIntrue に設定し、 ブラウザで認証を行う。

参考(VS Code Marketplace):


5. MATPOWER のセットアップ

5.1 ダウンロード

  1. https://github.com/MATPOWER/matpower にアクセスする
  2. 緑色の "<> Code" ボタンをクリックし、 "Download ZIP" を選択する
  3. ダウンロードした ZIP を任意のフォルダに展開する (例: Windows C:\matpower / Mac ~/matpower

5.2 MATLAB へのインストール

  1. MATLAB を起動する

  2. MATLAB のカレントディレクトリを、展開した MATPOWER フォルダ(install_matpower.m が あるフォルダ)に変更する

  3. コマンドウィンドウで以下を実行する:

    install_matpower
  4. 表示されるプロンプトに従い、 必要なディレクトリを MATLAB パスに追加する

5.3 VS Code 上での MATPOWER 実行

  1. VS Code で MATLAB 拡張機能 (MathWorks.language-matlab)が インストール済みであることを確認する
  2. MATLAB の .m ファイルを開き、 拡張機能経由で実行する

5.4 Claude Code からの MATPOWER 実行

Claude Code のターミナルから、 MATLAB コマンドを実行することで MATPOWER を使用できる:

matlab -batch "run('スクリプト名.m')"

補足: Claude Code はターミナルから matlab -batch コマンドで直接 MATLAB を実行する。 手順 5.3 の MATLAB 拡張機能は経由しない。 拡張機能はエディタ上でのコード編集・補完・ デバッグに使用するものであり、 Claude Code の実行方法とは独立している。

参考:


6. AI を使った研究ワークフローの実践

ここでは、セットアップした環境を使い、 AI にすべて指示して研究作業を進める例を示す。 以下のプロンプトは Claude Code での使用を想定しているが、 GitHub Copilot Chat 等でも同様のアプローチが可能。

6.1 MATPOWER で潮流計算を実行する

Claude Code のターミナルで以下のように指示する:

MATLABでMATPOWERの9母線系統(case9)の
潮流計算を実行して、結果を表示して

AI が MATLAB スクリプトを作成し、 matlab -batch コマンドで実行してくれる。

6.2 結果をもとに報告書を作成する

潮流計算の実行後、続けて以下のように指示する:

今の潮流計算の結果をもとに、
報告書をMarkdown形式で作成して。
以下を含めて:
- 系統の概要
- 各母線の電圧・位相角の表
- 各線路の潮流の表
- 結果の考察

AI が結果を解析し、表や考察を含む .md ファイルを 作成してくれる。

6.3 結果を可視化する

潮流計算の結果をPythonで可視化して。
母線電圧のグラフと系統図を作成して、
画像ファイルとして保存して

AI が Python スクリプト(matplotlib 等)を作成・ 実行し、グラフを画像として保存してくれる。 生成された画像は報告書の Markdown に 埋め込むことも可能。

6.4 Markdown Preview Enhanced でプレビューする

VS Code で作成された報告書の .md ファイルを開き、 右クリックから "Markdown Preview Enhanced: Open Preview to the Side" を選択する(またはショートカット Windows: Ctrl+K V / Mac: Cmd+K V)。

表や画像が正しく表示されることを確認する。 プレビューの操作方法がわからない場合は、 AI に聞いてみること。

6.5 プロンプトのコツ

  • 具体的に指示する — 「報告書を作って」より 「母線電圧と線路潮流の表を含む報告書を作って」 の方が良い結果が得られる
  • 段階的に進める — 一度にすべてを指示するより、 実行→確認→次の指示と進める方が確実
  • 結果を確認する — AI の出力は必ず自分で確認する。 数値の誤りや不適切な考察が含まれることがある
  • 修正を指示する — 「表の単位が抜けているので追加して」のように 具体的に修正を指示できる

7. GitHub への公開(プライベートリポジトリ)

VS Code からの公開手順

  1. VS Code でプロジェクトフォルダを開く
  2. ソース管理ビューを開く (Windows: Ctrl+Shift+G / Mac: Cmd+Shift+G
  3. 「リポジトリの初期化」(Initialize Repository) をクリックして Git リポジトリを初期化する
  4. ファイルをステージ(+ ボタン)し、 コミットメッセージを入力して、 チェックマークアイコンでコミットする
  5. 「GitHubに公開」(Publish to GitHub) をクリックする
  6. GitHub へのサインインを求められたら サインインする
  7. リポジトリ名を入力する(デフォルトはフォルダ名)
  8. プライベートリポジトリとして公開を選択する
  9. 含めるファイルを選択し、公開する

前提条件: VS Code の左下 Accounts アイコンから GitHub アカウントにサインイン済みであること。

Web からリポジトリを確認する

公開後、ブラウザで自分のリポジトリを確認できる:

  1. https://github.com にアクセスしてログインする
  2. 左側のサイドバーまたは右上のアイコン > "Your repositories" から リポジトリ一覧を開く
  3. 作成したリポジトリ名をクリックする
  4. README.md の内容がトップページに表示される

リポジトリの URL は https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名 の形式になる。

参考:


チェックリスト

完了した項目にチェックを入れて進捗を管理する:

  • GitHub アカウント作成・メール非公開設定
  • ChatGPT アカウント作成・学習 OFF
  • Claude アカウント作成・学習 OFF
  • VS Code インストール・設定シンク有効化
  • Git インストール・ユーザー名/メール設定
  • Node.js インストール(必要な場合のみ)
  • GitHub CLI インストール・認証
  • Claude Code インストール・認証
  • VS Code 拡張機能 6 種インストール(日本語化含む)
  • MATPOWER ダウンロード・MATLAB へのインストール
  • VS Code 上で MATPOWER 実行確認
  • Claude Code から MATPOWER 実行確認
  • AI で潮流計算の実行・報告書作成・可視化
  • プロジェクトを GitHub プライベートリポジトリに公開